gorira824の日記

この世で1番どうでもいいブログ

一流の心の壁職人

 

 

突然ですが、私は一人でいることが好きです。「一人が好き」と言うと誤解されますが、人と飲んだり遊んだりすることも好きです。ただ一人で過ごす時間がスペシャルなだけです。

自分のように一人を愛する人間は多いと思いますが、この類の人間は度々攻撃を受けます。相手は「みんなで仲良くするのっていいよね!みんなでわいわい楽しく遊ぶのが1番楽しい!」と信じて止まない部族たちです。そう、体育祭で「このメンバーだったから優勝できた」とか言っちゃうあいつらです。

この部族の何がやばいって攻撃してることを自覚していないんですよね。正義の押し付けが相手の心を蝕んでいる自覚を全く持っておりません。無意識に一人で過ごすものを日陰者と決めつけ、淘汰しようとする凶悪な選民思想に気づいていないのです。

 

26年間本当に苦しんできました。プライベートを隠そうものなら「壁作るのやめたほうがいいよ」と冷ややかな目で見つめられ、大人数でのアウトドアを断ろうものなら「なんかいつも一線引いてるよね」と罵られ、性事情を聞かれた際に少しでも渋ると「腹割って話したほうがいいよ」と強要される。こんなのはもうコミュニケーションではありません。暴力です。人の心を土足で踏み荒らすどころか通帳も印鑑もぶんどりますし、もっと言うなら冷凍庫の蟹も食べて行きます。しかしあいつらはそれを悪いことだと思ってません。官軍みたいな顔でこれからも人の冷蔵庫を開けては高級品を片っ端から貪り食い「おいしかった!」となんの悪びれもなく出て行きます。悲しいですがこれが現実です。

 

攻撃の手を止ませることはできないので、私たちは盾を持たないといけません。ですから私は、相手に腹を割って話をしたと錯覚させるための謂わば「掛け捨てのプライベート」を持っています。

カラオケでわかりやすく例えると、自分の真の十八番はゲームのキャラソンだとします。それを歌うと誰も知らないし盛り下がるのがわかっているから適当にランキングの曲を歌う。でもランキングだけだと気を使って選曲していることがバレるのである程度盛り上がったところで「私本当はこれが好きなんだよね」と演歌を入れる。本当の十八番は演歌だと思わせることで、ゲームのキャラソンを隠しつつもああ本当に好きな曲を入れてくれてるな、心を開いてくれてるな、と錯覚させる。ここでの演歌が「掛け捨てのプライベート」です。ちなみにこのカラオケの話は完全にフィクションなので忘れてください。私のことではありません。

つまり、60点くらいの恥ずかしい壁を作っておくことで120点の本当に守り切りたい恥ずかしい本陣は高感度を保ちつつ守りきれるということです。これが59点以下になってくると「え〜ほんとはもっとなんかあるでしょ?」と槍を持って本陣に突入してくるので注意して下さい。

 

心を開くことってどうして正しいことだと思われてるんでしょう。作り置きの肉じゃがだったら空気に触れるのは良くないからとラップをかけて冷蔵庫にしまってくれるのに、どうしてしまっておきたい話や感情は人様の目に触れさせなきゃいけないんでしょう。なんでも話す=心を開いてるなんて誰が決めたんでしょう。そもそも心を開くことっていいことなんでしょうか。不審者がいるとわかっていたらみんな扉を閉じて鍵だってかけるのに。無礼で愚鈍で失礼な奴だらけの世の中なのに。

 

私はこれからもせっせと壁を作り続け、一流の壁職人を目指し技を磨いていきます。自分を守るために。

自分の身は自分で守りましょう。